在宅療養17箇条~その人らしい人生のために~
- 1条
- 一歩踏み出す勇気があれば、自宅療養の可能性は誰にでもあります。
- 2条
- 住み慣れた自宅で過したい、過させたい、少しでもそう考えたなら、まずはかかりつけ医などの専門家に相談してください。
- 3条
- 自宅で療養することを決めたら、訪問診療をしてくれる医師を見つけましょう。
- 4条
- 自宅で療養することを決めたら、介護保険の申請をしましょう。
- 5条
- ケアマネジャー、地域包括支援センターはあなたの生活を支援してくれます。希望や悩みを遠慮なく伝えましょう。
- 6条
- 訪問看護師は本人・家族にとって頼りになる助っ人です。医師にとっても最も強力なパートナーです。
- 7条
- 生活を維持・向上するためのリハビリを自宅でも継続することが可能です。
- 8条
- 食べる楽しみを続けるため、肺炎などの病気を防ぐためにも、歯科医、歯科衛生士による治療や口腔ケアを受けましょう。
- 9条
- 薬剤師の訪問による、お薬に関する相談や指導を受けることが出来ます。
- 10条
- 「食べることは生きること」
栄養や食事のことで困ったことがあれば、管理栄養士の訪問による、相談や支援を受けることが出来ます。
- 11条
- 自宅で安全に暮らすためや生活の範囲を広げるために福祉用具の使用や住宅改造を考えましょう。
- 12条
- 医療費や介護費用が高額になった時、一人暮らしで不安な時などに受けられる福祉制度を上手に利用しましょう。
- 13条
- 介護者が疲れた時、疲れる前に利用できるサービスもあります。
- 14条
- 一人での介護は大変です。協力してくれる家族、親戚、友人がいる場合は役割分担をしましょう。また、同じような悩みを持った人に相談したり、話を聞いてもらうと気持ちが楽になります。
- 15条
- 独居の方、認知症の方を地域で支えるには、周囲の見守りと理解が大切です。
- 16条
- 病状が悪化した時のことや看取りについて、あらかじめ皆で話し合っておきましょう。急変時に役立つ緊急連絡先の一覧表を作っておけば安心です。
- 17条
- 自宅療養に固執する必要は全くありません。自宅療養が困難になったら、皆で次の一手を考えましょう。